お線香の上げ方
お線香の香りは、部屋の隅々まで行き渡る事から、仏様の慈悲が、誰でも区別なく与えられる事を表します。またその香りが、お参りする人の身も心も清めてくれます。
お線香の上げ方には、1本だけ上げる場合、3本上げる場合、立てる、折って寝かせるなど様々です。その違いは、宗派によるものです。
お線香を上げる場合、相手方の宗派がわかっていれば、その作法に合わせると良いですが、
宗派が不明なら、自分の宗派の作法で上げても問題ありません。
立てるか折るかは、香炉の灰の状態を見ると、大体判断できるでしょう。
本数がわからなければ、1本か3本で良いです。
宗派別お線香の上げ方
●天台宗・真言宗…3本立てる
●臨済宗・曹洞宗・日蓮宗…1本立てる
●浄土宗…1本を二つ折りにして立てる
●浄土真宗…折って火を付け寝かせる。
浄土真宗では、本数の決まりはありません。
どの宗派でも、必ず左手で仰いで火を消します。
人間の口は悪業を積みやすく、汚れやすいものなので、仏様に供える火を吹き消すのはタブーとされています。お供え用のローソクの火を消すにも同じ事が言えます。
数珠を持っている場合は、数珠を左手に持ち替え、右手で仰ぎます。
立てる場合、後にお供えする人の邪魔にならないよう、香炉の奥からお供えします。
読教を行わないお参りだけの場合、キン(リン)は鳴らしません。
これは、読教の際に音程を合わせる、読教の速さを周りに伝える役目の仏具です。
