お線香
日本の仏教では、お通夜からしばらく、亡くなった仏様へ向けてお線香を絶やさず上げますよね。
このお線香を上げる行為にも、しっかり理由があります。
お経には、仏様の食べ物はお香だと記されています。
人が亡くなって来世の正を受ける期間を中陰といい、これが49日間です。
中陰の期間、仏様はお線香を食べ、次に受ける生への体を養います。
魂の良い霊は「妙香」を食べ、悪い霊は「悪香」を食べます。
こういった仏教の教えから、「早く新しい生を受ける様」という想いを込めて49日間お線香を絶やさず、「良い魂に生まれ変わる様」との想いで、良い香りをあげていたのです。
現在はお線香が売られていますが、元々は、香りと煙を出す「香木」を使用していました。
お線香は材料によって分類されます
◎匂い線香
タブの木の樹皮を粉末にしたものに、白檀や伽羅などの香木の粉末・他の香料、炭の粉末などを加えたもの。
◎杉線香
3ヶ月程乾燥させた杉の葉を、粉砕機や水車を使用して粉末にし、湯とノリを加えたもの。
お墓参りなどで特に用いられるのが杉線香です。
他にも、よく使われる材料に、沈香・ヨモギ・菖蒲・バラの花・ラベンダーなどがあります。
形状によっての分類もあります
◎渦巻き線香
葬儀の一環に香を絶やさないため利用される場合があります。
一巻で約8~12時間ほど燃焼します。
◎竹ひご線香
細い竹ひごに線香の生地を練り付けて固めたもの。
輸入雑貨店やおもちゃ屋で扱われ、花火の点火用として使われる場合もあります。
◎束線香
束にしてある線香。墓参り用に使われます。
